皆さんは「うさぎの去勢」について
どうお考えでしょうか?🤔
うさぎは麻酔に弱い動物で
そもそも麻酔をかけて手術を行うこと事態に
リスクが伴います
わざわざ元気に過ごしているのに
麻酔をかけて手術を行うべきなのか
悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
去勢手術をうけるメリット・デメリット
そしてれおの去勢手術を受けた経験について
お伝えしていきます
記事内容
・うさぎが去勢をするメリット・デメリット
・なぜれおは去勢手術を受けたのか?
・術後の経過について
うさぎが去勢をするメリット・デメリット
うさぎが去勢をすることには
メリットとデメリットがあります
また犬や猫のようにどこの病院でも去勢手術ができるわけではないので
きちんとうさぎの去勢手術ができる動物病院を探す必要があります🏥
その為、メリット・デメリット
お住いの環境を踏まえて去勢手術を受けるどうかを判断する必要があります
ではまず去勢を行うメリットから見ていきましょう
【去勢手術を受けるメリット】
①繁殖の予防
②問題行動の軽減
③病気の予防
①繁殖の予防
うさぎは繁殖力が旺盛な生き物です🐰
基本的に一年中繁殖することが可能で(だからPLAY BOYのロゴはうさぎなのかな?)🙄
交尾も数秒~1、2分と短いため
男の子と女の子を一緒にすると
目を離したすきにすぐに妊娠してしまう可能性があります
そういった望まない出産を防ぐことができます
②問題行動の軽減
去勢していない男の子は
縄張り意識が非常に高いことから
おしっこをあちこちにマーキングすること
(スプレー行動)で縄張りを主張したり
飼い主さんに対して攻撃的になったりします
また、男の子同士は勢力争いからケンカが絶えず
大ケガにつながることもあります
そういった問題行動が軽減され
行動が穏やかになる可能性が高くなります
③病気の予防
女の子ほど生殖器の病気の発生率は高くありませんが
精巣炎や精巣腫瘍といった病気の予防になります
うさぎの精巣はもともとお腹のなかに左右2つあり
生後3ヶ月ごろから陰嚢(いんのう)という袋の中に降りてきます
まれに精巣がお腹の中や鼠経(そけい)部に
とどまってしまうことがあるため
精巣が2つ陰嚢(いんのう)にあるかを
しっかり確認する必要があります
手術に適した時期は、生後6~12ヶ月です
早すぎると精巣が陰嚢に降りていない可能性や
尿道の成長が悪くなることで
のちのち尿道閉塞になるリスクがあります
このように去勢手術をうけるメリットは
多くあります
実際にれおの場合では
3つの全てのメリットに当てはまりました
去勢前は
私の足や腕にしがみついて
おしりをフリフリする行動もよく見られました😅
フリフリするときにほんのちょっと
噛んでぶら下がるのでめちゃ痛かったです😇
そしてれおのスプレー行動はとてもひどかったです
おしりを振りながらおしっこをまき散らすので
床だけでなく壁やこんなところまでという
遠くにまでおしっこが飛び散っていました😱
お布団の上でもシーツをホリホリすると
必ずおしっこをしていました😂
私たちの場合は、こういった問題行動が減ることで
さらにれおとの距離が近くなり
今では毎日一緒に腕枕をしながら寝ています🥹🫰
またれおは精巣腫瘍が出来てしまったので
結果的にはもっと早くに去勢手術を
受けてもよかったなと今は思っています😊
では次に去勢を行うデメリットを見ていきましょう
【去勢手術を受けるデメリット】
①全身麻酔のリスク
②術後のストレスによる食欲不振
①全身麻酔のリスク
うさぎは犬や猫と比較すると麻酔に弱く
手術のタイミングが高齢になるほど
内臓が弱ってきて麻酔のリスクが
さらに高くなります🐶🐱
その為、去勢手術をしたことで
亡くなってしまうケースもあります😣
このようなリスクを考慮して
手術を乗り切る体力
術後食欲が低下しても耐えうることが出来る体力が必要であると思います
また高齢になるとそもそも手術を
断られるケースもあるため
生後6ヶ月~1年の間に去勢手術を受けることが
進められています👩⚕️
②術後のストレスによる食欲不振
麻酔や手術を受けたことそのものが
うさぎさんにとってはかなりのストレスとなります
れおの場合も、術後お迎えに行ったときには
これまでに見たこともない表情をしていました😵💫
術後はお家に帰ってからもずっと傷口をなめて
一切フードやお水は口にしてくれませんでした😥
れお本人が本当に頑張ってくれたこと
そして幸い6歳という年齢だったからか
食欲不振が長引くことなく復活できました😌
やはり年齢を重ねるにつれ
日々の寒暖差などから
体調を安定させることが難しくなったり
術後や体調を崩した後の回復に
より時間がかかると感じています
その為こういったデメリットも踏まえ
手術を受けるならばなるべく若いうちに
手術を受けさせてあげることが
私たち飼い主にできる最善のことかもしれません
また去勢手術をうけないという選択肢も
良いかと思います
私自身、実はれおが6歳になるまで一度も去勢手術を
受けさせようと考えたことは一度もありませんでした😳
そんな私がなぜ去勢手術を受けさせたのか
お話ししていきます↓↓↓
なぜれおは去勢手術を受けたのか?
れおが去勢手術を受けたのは
2022年8月21日 6歳の頃
右側の精巣に腫瘍ができたためでした
それまでは去勢手術を受けさそうと思ったことはありませんでした
そもそも去勢に抵抗感があり
それに加えうさぎは麻酔に弱いということを知っていたため
する必要が無い限り、しなくてもいいかなと考えていました
しかし2022年の7月下旬頃から
れおのお尻からみえる精巣の右側だけ
大きくなっていることに気づきました😳
ただなかなかその部分は触らしてはもらえず
すぐに病院に行きました
腫瘍とかなのかなとすごく不安に思い
病院に行く前日の夜にネットでも色々と調べてみました😥
多分精巣の腫瘍なのかな?と思いつつ病院を受診
思った通り先生からは
これは精巣腫瘍ですね
去勢手術をしてとりましょう!
いつ頃のご予定がいいですか?
と言われました
私としては今元気に過ごしているれおに
わざわざ麻酔をかけて手術をすることがとても怖くて
その時もう泣きそうになり
先生に色々と尋ねました
絶対に去勢手術はした方がいいんでしょうか?
麻酔のリスクが高いと聞いたことがあって不安で…
もし去勢手術をせずにこのまま過ごした場合、どうなりますか?
先生の回答では
確かに麻酔のリスクはあります
ただ精巣腫瘍は放っておくとどんどんと大きくなり
最終的には摘出することになると思います
6歳という年齢も考えて、今去勢手術で摘出することがタイミング的には良いかと思います
分かりました
では予約をお願いします
と約半月先の予約をとりあえずおさえて帰りました
ただ半分頭の中はパニックだったので
一旦母そして獣医である叔母にも相談し
埼玉にあるうさぎ診療で有名な
「さいとうラビットクリニック」で
セカンドオピニオンをうけることにしました
去勢手術を受けてれおにもし何かあったらどうしよう…と
とにかくとにかく不安で😥
いつも通っている先生には何も言わず
翌々日に埼玉まで車で行きました🚗³₃
予約ができない病院だったので
朝イチに出て順番取りをし
3番目に診て貰うことが出来ました
80代くらいのおばあちゃん先生が
れおを優しくお膝に抱っこして
ずーっと撫でながら私の話を聞き
診てくれました
6歳なんですけど、去勢手術をしても本当に大丈夫なんでしょうか?
今とっても元気に過ごしているから、不安で…
大丈夫大丈夫!!
うちの病院だったら10歳の子も
全身麻酔で手術していますよ
まだ6歳だから全然大丈夫😊
この言葉をかけてもらって漠然とした不安がすっと楽になりました
その後私が通える範囲でうさぎに詳しい先生を教えてくださったり
学会のお話をして下さってりと
とても暖かい先生でした
セカンドオピニオンをしたことで
私は「よし去勢手術を受けよう」
と決心することが出来ました
そして手術は、術後の体調のことも考えて
元の病院で予約通りに手術を受けることにしました
元の病院の先生に不満があったとかではありませんが
さいとうラビットクリニックで不安を取り除いて貰って
とても心が楽になったのを覚えています
飼い主の精神面のケアとして
セカンドオピニオンを受けることも1つの選択肢かもしれませんね😊
手術当日と術後の経過
2020年8月21日に去勢手術を受けました
当日は12時頃に病院にれおを預けに行き
16時にお迎えに行きました
預ける時はもう私は泣きそうで😢
絶対迎えに来るからね!大丈夫だからね!少しだけ頑張ってね!
大好きだよ!
と車の中でたくさん声をかけてから
病院に入りました
これが最後になってしまったらどうしよう
と本当に怖くて怖くて仕方ありませんでしたが
先生を信じてれおを預けて帰りました
手術中に何かあった場合は電話をしますが
何も無ければ連絡はありませんので16時にお迎えに来てください
分かりました
宜しくお願いします
それから16時までが本当に本当に長かった😅
その時私は大学4年生で卒業論文の作成中でした
れおを預けた後は家に居てもどうにもこうにも
何も手につかないので
研究室に行ったもののやはり何も手につかず
ひたすら時計とスマホをみるばかりでした
15:30になっても特に連絡はなかったので
お迎えに出発🚗³₃
とにかく早く会ってぎゅーっとしたい
どうか無事でありますように😌🙏
と願いながら事故しないように気をつけながら向かいました
病院では先生から
手術は特に問題なく終わりましたが
少し麻酔からの目覚めが悪かったです
よく様子をみてあげてください
何かあればすぐ来てくださいね
と言われました
そしてれおを受け取り、お支払いをして車へ
すぐに車の中でキャリーをあけると
れおは今までに見た事がない表情をしていました😥
まだ少しぼんやりしているような
何が自分の身に起こったのか訳が分からないような表情でした
すぐお家に戻り、出してあげると
いつもの定位置である机の下に隠れて
手術をされた精巣のところを噛んだり舐めたりしていました🙄
あまり手術したところを触らない方がいいのかなと思い
ちょっとやりすぎてる時はやめさせたりしながら19時頃まで様子を見ていました
そしたら…これは血🩸?
といったものが床に付いていて
その近くに透明なボンドを剥がしたようなものが落ちていました😱
そう、、、
手術で切った精巣を接着剤でとめられていたのですが
それを剥がしてしまったのです😵😵😵
だから血が出たんです😵😵😵
すぐに病院に電話をし状況を説明📞
そうするともう一度今から連れてきてくださいとのこと🙄
すぐに車に乗ってもう一度病院へ(本日3回目の病院😂)
診療時間ギリギリだったにも関わらず快く診ていただいて本当に助かりました
先生は
あ~やっぱり剥がしちゃってるね
これ剥がされたのは今までで初めてだなぁ🙄
と😂😂😂
すみませんと謝りつつ、もう一度引っつけてもらって
あまりうさぎさんにはしたくないけど
ボンドが完全に引っ付くまで(翌日の朝)カラーをすることになりました
ワンチャン用のカラーを切ってもらって
カラーをつけられてお家に帰りました
帰ってからはカラーが嫌で仕方ないようで
1時間近くずっと顔をゴソゴソしていました😅
2時間くらいたってようやく少し落ち着きました⇣
ボンド外しちゃったね~😅
と声をかけつつ、様子を見ましたが
カラーが気になって
結局朝までは全くご飯を食べず🤦♀️
ジュースをのましてその日はそっとしておきました
次の日の朝、カラーをとってあげると
あーもーーー
ほんまこれ邪魔やったわ😡😡😡
と言いたげな顔をしていました😂
次の日もそれからお家で夕方過ぎまで様子を見て
少しずつフードも食べ始めてくれたので
お家で様子を見ました
翌日にはいつも通りご飯を食べて元気に過ごしてくれたので
1週間後に術後経過を診てもらうまではお家で普段通りに過ごしました
ここまでが術後の経過になります
れおは幸いにも術後すぐに普段通りに過ごしてくれて
フードも食べてくれたので本当に良かったです
しかし去勢手術の約1年後に受けた抜歯手術では術後10日間全く食べてくれなかったので
やはり年齢はとても重要だなと思いました
れおはおしっこの撒き散らしや布団に入るとホリホリしておしっこを良くしていたのですが
去勢手術後は全くしなくなり
今は毎日一緒に寝ています🥹
れおには負担をかけてしまったけど
無事腫瘍を摘出でき
かつ私も一緒に暮らしやすくなったので結果的には良かったと思っています
今去勢手術をするかどうかで迷っている方に伝えたいことは
去勢手術を出来るならば早くやってあげた方が良いということ
です
年齢を重ねるに麻酔や手術の負担も大きくなり
術後の回復にも時間がかかります
また寒暖差から食べなくなったりすることも増え
万全の体調を整えることも難しくなってきます
やはり手術受けるには体力が何よりも必要だと思うので
年齢が若いうちに受けることがうさぎさんにとっては良いかと思います
あとは必ず
うさぎさんの去勢手術経験が豊富な獣医さんに
お願いすることだと思います
うさぎさんに麻酔をかけることに慣れていない獣医さんも沢山いるので
しっかりと病院・獣医さんを選んであげてください
また特に問題が無ければ受けないという選択肢も私は良いと思っています
実際にれおに精巣腫瘍が見つかっていなければ
私は去勢手術を受けさすことはなかったと思います
以上が今記事の内容になりますが
いかがでしたでしょうか?
手術を受けるかどうかは本当に悩むことだと思います
そして万が一のことも想定する必要があると私は思っています
だからこそ経験談を色々聞いて出来る限り多くの選択肢から決断できるといいなと思うのです
今後もれおとりさまるの実体験を発信していきます
またInstagramのDMで何かご不明点やご質問があればいつでもお聞きください
では、またね~